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UB02 Ori : 折り目がないのに畳める紙袋(C)

「折り目がないのに畳める紙袋」まるでフェルト生地か皮製のバッグようにも見える美しい紙製のバッグです。丸みを帯びた形状でありながら、保管する際には完全にフラットにして収納することができます。 紙袋としての機能性は保持しつつ、複雑な加工や装飾を排除して、できるだけシンプルに紙の持つ美しい曲面と単純な構造の組み合わせを追求する中で生まれました。
丸みを帯びた形状でありながら、保管する際には完全にフラットにして収納することができる紙袋。ふっくらとしたボリュームのある曲面の秘密は、折る場所にあります。通常は底面の四隅からマチの折り目が立ち上がりますが、あえてそこを避けてずらした位置に折り目を入れることで、使用する時には折り目のない不思議な紙袋になっているのです。
この紙袋の底面は、一般的に「地獄底」と呼ばれる構造を応用しています。通常、この「地獄底」構造の箱というのは底面に折り線がないのが一般的ですが、本製品では折り線の位置がずらされているため、その強度を強化するための特別な工夫が必要でした。その解決策として、通常は4つの独立したパーツから構成される底面を、意図的に1つに繋げることで、より高い強度を持たせる新しい構造を開発しました。
紙の魅力とは、その多様な色やテクスチャが広がっていることです。この特別なバッグは、もともと紙袋というよりは独自の印象を持っています。そのため、使用する紙の種類を変えるだけで、まるで違った素材に見えるという楽しさがあります。柔らかい色味のフェルトを思わせる紙、少しだけゴツゴツとしたワニ皮のような質感を持つ紙、エナメルのような艶やかな印象を与える紙など、選ぶ紙によって多彩なイメージが生まれます。多様性と自由度の高さが、このバッグの一番の特長であり、店舗やブランドのコンセプトに合わせて、自由に紙選びを楽しむことができます。

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