A-POC ABLE ISSEY MIYAKE「TYPE-II Tatsuo Miyajima project」パッケージ

A-POC ABLE ISSEY MIYAKEと現代美術家の宮島達男氏との新プロジェクト「TYPE- II Tatsuo Miyajima project」のパッケージにUNBOXが採用されました。
www.isseymiyake.com/ja/news/8294

宮島達男氏のアートワークがシルクスクリーンでプリントされた箱は開くとポスターにもなる構造です。

【加工概要】
クライアント:ISSEY MIYAKE INC.
デザイン・プリント:A-POC ABLE ISSEY MIYAKE
パッケージ設計・製造:UNBOX/福永紙工

CASE STUDY 01:中川政七商店「奈良の焙じ茶丸カステラ」パッケージ

CASE STUDY 01:中川政七商店「奈良の焙じ茶丸カステラ」パッケージ (C)

STEP 01:プレゼンテーション
UNBOX プロジェクトのご案内
STEP 02:ご相談
新商品のパッケージにUNBOXの構造を使いたい
STEP 03:お見積
実現可能なパッケージの可能性を探る
STEP 04:試作設計
本番を想定し、問題点がないか検証する
STEP 05:ブラッシュアップ
製品に寄り添うパッケージへ
STEP 06:製造
色校正と本生産
STEP 01:プレゼンテーション
UNBOX プロジェクトのご案内

伝統工芸から生活雑貨、食品など幅広い製品を展開する中川政七商店様。
中川政七商店 奈良本店にて、商品開発のご担当様に実物サンプルを交えて『UNBOX』をご紹介させていただきました。

STEP 02:ご相談
新商品のパッケージにUNBOXの構造を使いたい

後日、開発担当者さまから「進行中の新商品「丸カステラ」のパッケージに『スクエアフラット紙工™』の折り紙のような構造体を使えないか」と、ラフデザインモックの写真と併せてメールでご相談をいただきました。

STEP 03:お見積
実現可能なパッケージの可能性を探る

まずはご相談内容から、形状や用紙、印刷色数、箔押などの仕様を変えた複数のお見積りを試算。製品の予算の中で実現可能なパッケージの可能性を探ります。

STEP 04:試作設計
本番を想定し、問題点を検証する

お見積りと並行して、商品の「丸カステラ」の実物サンプルをお借りし試作を進めます。まずは、先方リクエストの形状『スクエアフラット紙工™』の構造で試作を進めると、サイズが小さいことが影響してフタの閉まりが緩くなってしまい、素材や構造の改善が必要なことがわかりました。

STEP 05:ブラッシュアップ
製品に寄り添うパッケージへ

リクエストの形状を「A案」とし、複数のブラッシュアップ案を作成。最終的に決まった形状は、フタの閉まりを強くするため側面から折り返すベロをつけたうえで、商品の「丸カステラ」の形状に合わせて側面にテーパーを付けることで綺麗に無駄なく収まるよう設計。「糊」を使わずに「折り」のみで成立する構造を用いることで、環境負荷を最小限に留めています。

STEP 06:製造
色校正と本生産

構造設計確定後は、図面をお渡ししお客様のデザインをレイアウト。
色校正で印刷色や最終デザインを確認し、本生産へと進みました。

 

加工概要 

形状:スクエアフラット紙工™の構造を使ったアレンジ形状
用紙:DKホワイト310g
加工:オフセット印刷~断裁~型抜き~包装 出荷
特徴:
・少ない工程(工数がかからない)
・展開図がほぼ四角なので 紙の端材(廃棄するところ)が少なくなる
・パッケージは展開したフラットな状態で納品で輸送コストの削減
・中川政七商店様の倉庫でも展開したフラットな状態で保管 保管スペースの削減
・のりを使わず折るだけで組み立てられるため封入作業の難易度が下がり封入作業時間の削減

  

スクエアフラット紙工™
Square Flat Scheme

十分な強度を持つ箱としての機能を有しつつ、開封するとシンプルな矩形の展開図となる紙工。生産の際に廃棄される余剰部分を削減すると共に、「糊」を使わずに「折り」のみで成立する構造を用いることで、環境負荷を最小限に留めている。スニーカー専門店のためのアンボックスをはじめとして、立方体のシンプルなパッケージであれば様々な商品に実装することができる。

 

「奈良の焙じ茶 丸カステラ」

奈良・月ヶ瀬の焙じ茶をあわせた、ほんのり香ばしい味のカステラです。シフォン型の容器で中央からも熱を通してふわふわに焼き口どけよく仕上げました。ざらめの食感もお楽しみいただけます。(中川政七商店サイトより引用)

中川政七商店「奈良の焙じ茶丸カステラ」は、中川政七商店様 店舗または、下記のECサイトからお買い求めいただけます。

https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/g/g4547639726568/

CASE STUDY 02:HOTMAN「ネオ ギフトボックス」パッケージ

HOTMAN「neo ギフトボックス」パッケージ (C)

STEP 01:プレゼンテーション
UNBOX プロジェクトのご案内
STEP 02:ご相談
店舗リニューアルに合わせたギフトボックスの開発
STEP 03:試作設計
様々なタオルの組み合わせを想定する
STEP 04:見積
実現可能なパッケージの可能性を探る
STEP 05:デザイン
外部デザイナーの紹介
STEP 06:製造
色校正と本生産
STEP 01:プレゼンテーション
UNBOX プロジェクトのご案内

百貨店を中心に全国に展開しているタオルメーカーHOTMAN様。
東京・青梅のHOTMAN本社にて、商品開発のご担当様に実物サンプルを交えて『UNBOX』をご紹介させていただきました。

STEP 02:ご相談
店舗リニューアルに合わせたギフトボックスの開発

店舗リニューアルに併せて先行販売する新商品のギフトボックスとして、UNBOXの構造が使えないかと相談をいただきプロジェクトがスタートしました。

STEP 03:試作設計
様々なタオルの組み合わせを想定する

組み立て方に寄って高さが変わる『シェイプマッチフォールド紙工™』の構造をベースに、バスタオル / フェイスタオルなどギフトのセット内容によって変わるあらゆるバリエーションを想定し、最適な大きさと高さの格段の高さや段階を導き出し構造設計に落とし込みます。

STEP 04:見積
実現可能なパッケージの可能性を探る

大まかな仕様が決まったら、形状や用紙、印刷色数、箔押などの仕様を変えた複数のお見積りを試算
。製品の予算の中で実現可能なパッケージの可能性を探ります。

STEP 05:デザイン
外部デザイナーの紹介

パッケージのグラフィックデザインは福永紙工から外部のデザイナーをご紹介。UNBOXのプロジェクトメンバーでもあるクリエイターズクラブ「NEW」と、天面のグラフィック、印刷方法、紙種や紙色など、詳細仕様を決めていきました。

STEP 06:製造
色校正と本生産

本番の制作前に、箔押しの仕上がりを校正で確認。店舗のオープンに合わせて本生産へと進みます。

 

加工概要 

形状:シェイプマッチフォールド紙工™のギフトボックス
用紙:EF 色段ボール
加工:箔押~型抜き~包装 出荷
デザイン:NEW
特徴:
・複数の折れ線を用いることで、箱を任意の高さに可変させることができる
・複数のサイズに対応するパッケージを1種でカバーできるため、SKUを減らしスペースを削減できる
・フタのデザインを変えるだけで、シーズン限定パッケージや別業態のパッケージに転用可能

 

シェイプマッチフォールド紙工™
Shape Match Fold Scheme

複数の折れ線を用いることで、箱を任意の高さに可変させ、形成することのできる紙工。1種類の箱で、中に収めるモノの枚数や高さの違いに応じて適切な高さに組み立てることが可能。通常なら店舗が様々な商品に対応するために用意しなければならない「箱の種類」を減らすことができるため、パッケージの余剰生産を抑えるという観点で環境負荷低減にも繋がる。スタッキングできない貼り箱とは異なり、平面の状態でストックすることができるため、保管場所も選ばない。食器店のためのアンボックス以外にも、書籍やおもちゃ、通販ブランドなど、幅広いジャンルで応用することができる。

UB02 Ori : 折り目がないのに畳める紙袋

UB02 Ori : 折り目がないのに畳める紙袋(C)

「折り目がないのに畳める紙袋」まるでフェルト生地か皮製のバッグようにも見える美しい紙製のバッグです。丸みを帯びた形状でありながら、保管する際には完全にフラットにして収納することができます。 紙袋としての機能性は保持しつつ、複雑な加工や装飾を排除して、できるだけシンプルに紙の持つ美しい曲面と単純な構造の組み合わせを追求する中で生まれました。
丸みを帯びた形状でありながら、保管する際には完全にフラットにして収納することができる紙袋。ふっくらとしたボリュームのある曲面の秘密は、折る場所にあります。通常は底面の四隅からマチの折り目が立ち上がりますが、あえてそこを避けてずらした位置に折り目を入れることで、使用する時には折り目のない不思議な紙袋になっているのです。
この紙袋の底面は、一般的に「地獄底」と呼ばれる構造を応用しています。通常、この「地獄底」構造の箱というのは底面に折り線がないのが一般的ですが、本製品では折り線の位置がずらされているため、その強度を強化するための特別な工夫が必要でした。その解決策として、通常は4つの独立したパーツから構成される底面を、意図的に1つに繋げることで、より高い強度を持たせる新しい構造を開発しました。
紙の魅力とは、その多様な色やテクスチャが広がっていることです。この特別なバッグは、もともと紙袋というよりは独自の印象を持っています。そのため、使用する紙の種類を変えるだけで、まるで違った素材に見えるという楽しさがあります。柔らかい色味のフェルトを思わせる紙、少しだけゴツゴツとしたワニ皮のような質感を持つ紙、エナメルのような艶やかな印象を与える紙など、選ぶ紙によって多彩なイメージが生まれます。多様性と自由度の高さが、このバッグの一番の特長であり、店舗やブランドのコンセプトに合わせて、自由に紙選びを楽しむことができます。

意匠登録出願中

CASE STUDY 03:萬有栄養「エマージェンシー・パック」パッケージ

CASE STUDY 03:萬有栄養「エマージェンシー・パック」パッケージ (C)

STEP 01:プレゼンテーション
UNBOX プロジェクトのご案内
STEP 02:ご相談
防災セットのパッケージ
STEP 03:形状提案 / 見積
パッケージの可能性を複数提案
STEP 04:ブラッシュアップ
機能性の検証
STEP 05:製造
色校正と本生産
STEP 01:プレゼンテーション
UNBOX プロジェクトのご案内

パッケージを中心に様々なデザインを手掛けるT3デザインのデザイナー熊谷英之さまにお伺いし、実物サンプルを交えて『UNBOX』をご紹介させていただきました。

STEP 02:ご相談
防災セットのパッケージ

老舗非常食メーカー萬有栄養様の防災セットのリニューアルに合わせて、新しい構造のパッケージ形状をご相談いただきました。

STEP 03:形状提案 / 見積
パッケージの可能性を複数提案

折り紙のような構造で1枚の紙から包み込む『スクエアフラット紙工™』の構造と、一般的なN式箱の構造、2つのパターンで試作サンプルと見積りを作成しました。

STEP 04:ブラッシュアップ
機能性の検証

ご提案の中から、『スクエアフラット紙工™』の構造を採用いただき、中に入れる商品の形状や重さに合わせて、図面を調整しました。重量のある水などが入っても崩れない最適な紙厚やクリアランスを検証し、詳細図面を詰めていきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 176161393_o1-1.jpg
STEP 05:製造
色校正と本生産

構造設計確定後は、図面をお渡ししお客様のデザインをレイアウト。
色校正で印刷色や最終デザインを確認し、本生産へと進みました。

 

加工概要 

形状:スクエアフラット紙工™の構造の形状
用紙:EF 白コート段ボール
加工:オフセット印刷ニス~段ボール貼合~型抜き~包装 出荷
デザイン:T3デザイン 熊谷英之
特徴:
・少ない工程(工数がかからない)
・展開図がほぼ四角なので 紙の端材(廃棄するところ)が少なくなる
・パッケージは展開したフラットな状態で納品で輸送コストの削減
・萬有栄養様の倉庫でも展開したフラットな状態で保管 保管スペースの削減
・のりを使わず折るだけで組み立てられるため封入作業の難易度が下がり封入作業時間の削減

スクエアフラット紙工™
Square Flat Scheme

十分な強度を持つ箱としての機能を有しつつ、開封するとシンプルな矩形の展開図となる紙工。生産の際に廃棄される余剰部分を削減すると共に、「糊」を使わずに「折り」のみで成立する構造を用いることで、環境負荷を最小限に留めている。スニーカー専門店のためのアンボックスをはじめとして、立方体のシンプルなパッケージであれば様々な商品に実装することができる。

 

エマージェンシーパック

あなたの家の非常食。購入しても結局物置など取り出しにくい場所に置いてありませんか?
「エマージェンシー・パック」は部屋の中に自然に置いておけるようデザインしました。
日常にマッチするおしゃれな非常食をどうぞ(萬有栄養サイトより引用)

萬有栄養「エマージェンシーパック」は、下記のECサイトからお買い求めいただけます。

https://www.banyu-e.com/?pid=176161393

UB02 Stacking : スタッキングできる紙袋

UB02 Stacking : スタッキングできる紙袋(C)

「スタッキングできる紙袋」は、紙袋でありながら自立性があり、積み重ねもできるため、場所を取らずに収納することができます。持ち手の紐によって形を維持しているため、製造過程のの糊付けやその他の追加工程も必要ありません。これにより、製造コストや環境負荷の低減にも貢献しています。耐久性に優れた素材を使用することで、長期間の使用にも耐えうる品質を確保し、一般消費者から専門業者まで幅広いニーズに応えることができます。
非常にしっかりとした作りとなっているので、重い物やかさばる物をたくさん詰め込むことが可能です。そのため、用途は非常に多岐にわたります。例えば、スーパーや店舗での買い物用の「カゴ」として使用することができますし、ちょっとしたお出かけ時には便利な「バスケット」としても活用できます。また、近所での買い物には「エコバッグ」として使うことも可能です。
一枚の紙から作られており、底面での貼り合わせが一切ありません。そのため、通常の紙袋よりも非常に丈夫で、日常生活で何度でも使い続けることができます。この紙袋は使い捨てではなく、繰り返し使用することが前提です。布や木でできたカゴと比べて気軽に使える一方、一般的な紙袋よりも大切に扱いたくなる。そんな隙間を埋めるような紙袋です。
この「スタッキングできる紙袋」は、紐を用いてしっかりと固定されているので、のりやテープは一切不要です。穴部分にハトメを取り付けることでさらに耐久性を向上させることが可能です。また、紐自体をリボンに変えることで、より柔らかい雰囲気を演出することもできます。このように、用途や好みに合わせて、多彩なカスタマイズが可能です。例えば、お祝いやプレゼント用としてリボンにしたり、重い物を運ぶ際はハトメを追加したりと、使用する場面に応じて手軽にアレンジできます。

使用紙:NSボール #350
加工:金型 抜き加工

UB02 Obi : 巻くだけで郵送できる紙箱

UB02 Obi : 巻くだけで郵送できる紙箱(C)

「巻くだけで郵送できる紙箱」は、紙袋で荷物を発送する時に活躍するツールです。 紙袋で荷物を送る時、綺麗に梱包するのはなかなか難しい。しかし、紙袋で荷物を送るのはダンボールに比べて省資源だし、もっと流行ってもいいと思っていました。そんな想いからこの「巻くだけで郵送できる紙箱」は生まれました。誰でも簡単に梱包できるくらいわかりやすく、無駄な資源を使わないシンプルな形で。届いた時の見た目はまさに「小包」。これ以上も以下もない、必要充分な新しい梱包の形です。 
紙袋にテープと伝票を貼って送る荷姿は確かに環境に優しく、資源を節約する優れた方法です。しかし、この方法は外観においては美しさに欠けると言わざるを得ません。その美しさの点で妥協することなく、従来の方法の容易さも保ちつつ、何らかの改善ができないかと考えました。美しさも合理性も両立させることが可能であれば、送り手と受け手双方にとって最良の方法と言えるでしょう。
この細長い紙帯は単なる見た目以上の工夫が施されています。 一端には紙袋の持ち手に引っ掛けて移動中のずれを防ぐフックがあり、反対側には便利な開封用のジッパーが付いています。紙袋を非常に簡単に梱包し、発送することができます。そして、受け取った際にも、簡単に開封することが可能です。テープや他の接着物を貼っていないため、紙袋自体は開封した後も再利用が可能になるのです。
帯状のデザインは非常に柔軟で、ぐるっと巻いて使えるため、さまざまな形状や素材の紙袋に適応可能です。硬い紙袋でも、柔らかい紙袋でも、細長い形状であれ、丸みを帯びていても、問題ありません。巻けるサイズであればほとんどの紙袋に対応します。素敵な配送用の紙箱を用意することは、受け手の体験を豊かにしますが、コストは上がります。「巻くだけで郵送できる紙箱」は、なるべく安価に、簡単に、美しい配送物を実現します。

UB02 Brand : ブランドバッグのような佇まいの紙袋

UB02 Brand : ブランドバッグのような佇まいの紙袋(C)

「ブランドバッグのような佇まいの紙袋」は、プレゼントを贈る側も受け取る側も嬉しい、まるでブランドバッグのような紙袋です。この紙袋は、折り目やカットラインの工夫によって、従来の紙袋のイメージをくつがえす洗練されたデザインを実現しました。特別な日やプレゼントにも違和感なく使える紙袋を目指しました。包装材や予備の紙袋を用意する必要がなくなる、ギフトラッピングです。
多様なシチュエーションに対応できるよう、3つの異なる形状の紙袋を考案しました。3つの基本的なデザインをベースとして、ニーズや用途に応じて、形状や色、サイズなどの細かな要素も自由にカスタマイズすることが可能です。ショッピングからプレゼントまで、多くの場面で活躍するよう設計されています。これにより、一つ一つの紙袋が特別な存在になるでしょう。
従来ならば別途、包装紙や別の紙袋が必要でしたが、この紙袋は一つでその両方の役割を果たします。省資源でより特別に。プレゼントを直接この紙袋に入れて、そのまま贈ることができるのです。色の変更や特別なメッセージの印刷も自由自在です。これにより、贈る相手に対する気持ちをより深く、よりパーソナライズされた形で表現することが可能になります。
組み立てた後、紐を付けることで固定され紙袋として成り立ちます。のりやテープは不要です。折って紐をつけて完成です。穴にハトメをつければより頑丈に、紐をリボンにすれば柔らかい雰囲気に。細かい部分まで用途に合わせてカスタマイズ可能です。

意匠登録出願中

UB02 Futo : 封筒から変形する紙箱

UB02 Futo : 封筒から変形する紙箱(C)

「封筒から変形する紙箱」は、薄くて厚い、そんな矛盾を叶えたものです。 薄く平たいものを入たい時には封筒として使い、折り線を変えることでマチを付けることができる様に設計されているので、小物を入れるのに最適な箱としても使用できます。 送るものに合わせて梱包材を用意するのはコストも場所も必要で、日常生活から業務まで、誰しもが頭を悩ませている事かと思います。 1枚の書類から片手いっぱいサイズの小物まで、この箱1つで全て網羅できます。薄い封筒状態から折り曲げ立ち上げる事でマチ付きの箱を自由に作れる。紙ならではの変形ギミックが仕込まれています。
薄くて厚いという、一見矛盾しているように思える特性ですが、実はその背後には非常にシンプルな仕組みがあります。薄い状態であるこの封筒は、実は厚い箱が畳まれている状態なのです。この畳まれた部分を繊細に折り立てることで、厚みが生まれ、一回り小さなマチ付きの箱へと変形します。状況に応じて使い勝手の良い形状にすることが可能なのです。薄くても厚くても、どちらの利点も生かしながら、コンパクトでありながらも容量に優れた紙箱です。
発送において常に考慮しなければならないのが、サイズ制限です。 3辺合計が○○センチまで、厚みが○センチまでといった制約があります。このような制約条件下で、輸送コストを最小限に抑えつつ、適切なサイズでかつ必要充分な梱包を行うというのは、多くの人にとって切実な課題です。この箱はそうした問題を解決する可能性を秘めています。例えば、ある特定の規格において、この箱一つで最薄から最厚までの状態を網羅できます。一つの箱で複数のニーズに応えることができるため、非常に効率的です。
平の状態から箱に変形させるのはとても簡単です。 左右と底面に折り筋が付いているので、それに沿って一度クセを付け、中に手を入れて広げてあげれば簡単に箱状になります。 箱の形で固定するため、左右に飛び出している三角形に工夫を施しています。三角の底辺にはまっすぐではなく微妙に角度がついていて、正確には四角形になっています。この絶妙な角度が、三角が外に飛び出して来ないように働き、箱の状態が保たれるのです。

UB02 Handle : しっかり固定できる紙袋

UB02 Handle : しっかり固定できる紙袋(C)

「しっかり固定できる紙袋」は複数の箱を紙袋のように片手で持ち歩ける形に変えるツールです。 箱に対して少し緩めに設計されたこの帯は、円弧状の折り目に合わせて立ち上げることで、箱にフィットしてしっかりと固定します。後付けでどんな箱にも持ち手をつける事が可能なのです。 例えばピザの箱のような、持ち手の無い大きな箱を持ち運ぶ、またそんな箱を2個3個まとめて運びたい時、この構造を使えば美しく解決する事が出来ます。昔ながらのおかもちを連想させるような持ち手ですが、計算された紙ならではの美しい曲線の折り目から産まれる形が特徴です。 極薄のダンボールを採用しているので、見た目以上にしっかりとしたグリップ感で中身の入った重い箱にも対応する事が出来ます。ダンボールの色も変更出来るので色とりどりにしてみたり、印刷してブランドロゴをあしらったりする事も可能です。
一枚で作ろうとするととても長い帯になってしまい、製造や保管のコストの問題が出てきます。「しっかり固定できる紙袋」は2枚の同じ形状のパーツを組み立てることで成り立ちます。2種ではなく2枚なので、種類としてはひとつです。同じ形の帯パーツを互い違いに組み合わせる事で持ち手になります。この工夫により組み立て前は短い帯として保管出来るようになっています。 また、2枚に分けた事により箱が1個、2個、3個に増えた場合にも、共通のパーツの折り目によって対応する事が出来ます。 省資材で最大限のパフォーマンスを発揮できる仕様です。
この製品は2枚のパーツから組み立てる構造となっており、その際の目安となる数字と穴が標準で加工されています。見た目を損ねないよう、細やかに計算された箇所に組み立てに必要な指示が明示されているため、誰でも手軽に組み立てが可能です。加えて、構造自体も非常にシンプルで直感的ですので、指示が無くても容易に組み立てることができます。このような工夫により、組み立て作業の手間を減らし、より多くの人々にとって使いやすい製品に仕上がっています。
組み立てには、のりやテープなどは一切必要ありません。底面は単純に差し込むだけで固定され、上部の持ち手部分も特別な設計により、パーツを互い違いに噛み合わせることでしっかりと固定が可能です。そのため、非常に簡単かつ確実に組み立てることができます。また、このような設計のおかげで、製品は綺麗に分解することが可能です。分解が簡単なので、再利用も容易であり、廃棄する場合の手間も少なくなるように設計しています。